どうもどうも、タケヒロです。
先日のZoomMTGで「眼球運動エクササイズをすると筋緊張が綺麗にとれて、頚部の回旋可動域が著明に改善する患者さんがいて、触れると後頭下筋の緊張がビックリするくらいとれていたんです。眼球運動エクササイズで後頭下筋が緩むのって何でなんでしょうか?」という質問が参加者から出ました。
この質問者、ぼくです。
この質問に対して参加していた先生方に順番に正解ではなく、自分はどう考えているのかを聞いてみました。
同じ疑問をもっていました。
わかりません。
そもそもそんなこと考えたこともありませんでした。
という回答がほとんどでした。
やっぱり多くの方がぼくと同じでわかっていない状態でした。
そんな中、答えではなくヒントをくれたのがこの2人
眼球とは脳幹網様体は連動していて、サッケードがああでこうで、パスートはこうでああで、などとヒントの雨を降らせてくれました。
おそらくですが、参加者の中で話を聞いて理解できていた人は極わずかじゃないかと思います。
脳幹網様体って知ってます?
知らない人が多いんじゃないですか?
知らないなら読んでおいてください。
というわけで、ぼくは2人からヒントをもらったお陰で眼球運動で筋緊張が改善する理屈は分かりました。
抽象的に。
なぜ?と聞かれても「眼球と脳幹網様体が連動しているから」としか言えないってことです。
翌日からぼくは具体的に理屈の中身を調べ始めました。
ガイトン生理学、カンデル神経科学、グレイ解剖学、人体の正常構造と機能などなど読み漁ってはホワイトボードに殴り書きの繰り返し…
2.3日ずーっと空き時間があれば本と、ホワイトボードと睨めっこでした。
その甲斐あってか、一応の具体的な答えには辿り着けました。
今回はその内容を解説したいと思います。
前置きが長くなりましたが眼球運動エクササイズで筋緊張が改善する理由について…いざっ。
解説を理解するための用語理解
さて、解説の前にそもそも用語理解が出来ていないと読んだところで理解不能です。
みなさんは英字新聞読めますか?
読めない人がほとんどですよね?
それは英単語の意味を知らないからです。
なので用語の意味をまずは知りましょう。
脳幹網様体などの用語理解はユート先生のブログを読んで済ませてきてくださいね。(2回目)
タケヒロノート
ここから先は実際ぼくがノートに記入した内容を解説していきます。