どうも。スズキタケヒロです。
今回はリーガットについて簡単にまとめます。
よろしければお付き合いください。
リーキーガット
小腸は栄養を吸収していますがそれは同時に異物や毒物も吸収するというリスクをはらんでいます。
そこで腸壁は粘膜とタイトジャンクションの2つの防御機構を採用することでこのリスクを回避しています。
リーキーガットは腸壁や粘膜の損傷によってこの2つの防御機構が機能しなくなりアレルギーや炎症などの症状を引き起こします。
腸壁の防御機構
①粘膜
下記ブログにて解説済みですので説明は割愛します。
②タイトジャンクション
腸壁細胞同士の密着のことを言います。
絵で理解するとこうです。
腸壁の細胞がびっしり密着(タイトジャンクション)しているのでウイルスなどは吸収されません。
しかしなんらかの理由でタイトジャンクションが崩壊すれば下の絵の様にウイルスは容易に血管内に吸収されます。
こうしてアレルギーや炎症反応などが起こるというわけです。
ではなぜタイトジャンクションが崩壊してしまうのでしょう。
小腸の腸壁細胞は高代謝でした。
高代謝ということはエネルギーを多く必要とするということです。
ここまで読んだ方にはもう説明しなくてもいいですよね?
つまりそういうことですよ(おい
わからない人は小腸の構造の項を読み直しましょう。
それからCBC細胞です。
こいつは腸壁細胞の幹細胞でした。
そして亜鉛を多く必要としていました。
亜鉛がなければ幹細胞としての機能を発揮できません。
つまりリーキーガットになるのは亜鉛が不足しているからという可能性もあるということです。
ということで今回はここまで!
ではまたっ。
参考および引用書籍・サイト
集-tsudoi-のブログでは以下のリストを参考もしくは引用しています。
書籍
- ガイトン生理学 原著第13版
- 筋骨格系のキネシオロジー 原著第3版
- グレイ解剖学 原著第4版
- プロメテウス解剖学 コア アトラス 第4版
- カラー図解 人体の正常構造と機能
- カンデル神経科学
- カパンジー機能解剖学
- 頭蓋仙骨治療
- アナトミー・トレイン
- チャップマンとグッドハートによる神経リンパ反射療法
- オステオパシーの内臓マニピュレーション
- The Mulligan Concept of Manual Therapy: Textbook of Techniques
- 臨床家のための基礎からわかる病態生理学
- マッケンジーエクササイズ頚椎・胸椎―構造的診断と治療法
- 腰椎―マッケンジーエクササイズ
- 「ポリヴェーガル理論」を読む
- からだのためのポリヴェーガル理論: 迷走神経から不安・うつ・トラウマ・自閉症を癒すセルフ・エクササイズ
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