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保護中: 腹痛を理解する【生理7】

どうも、タケヒロです。

シリーズ基礎に立ち返ろう(いま思いついた)ということで痛み、頭痛、胸部痛と書いてきました。

今回の内容は腹痛です。

内科疾患の臭いがぷんぷんですね。

そもそも腹痛とは

腹部に感じる痛みの総称ですが、その原因は様々で、軽症なものから命に関わるものまであります。

さらに腹痛をややこしくしているのが、痛みの程度=疾患の深刻さではないというところです。

分類

末梢性の腹痛

表在性の腹痛

  1. 表在痛
    腹部の皮膚に分布している痛覚受容器に刺激が加わって起こる最も局在性が明確な痛み。
  2. 深部痛
    腹部の筋、筋膜、腱、骨膜などの受容器に加わった刺激により起こり、表在痛と比較すると局在性に乏しい痛み。

内臓以外の要素でも腹痛は起こるので腹痛=内臓とするのは間違った考えになります。

内臓性腹痛

腹腔および内臓が傷害を受けると生じる痛み。

  1. 内臓痛
    内臓自身から起こる痛み。腹腔および骨盤内臓器は自律神経によって感知され、痛覚を伝えるのは交感神経になります。自律神経求心路によって伝達されるので表在痛や深部痛とは違い、鈍くて局在性のはっきりしない痛みになります。
  2. 関連痛
    原因となる腹腔および骨盤内臓器からの求心性線維が入る脊髄と同じ皮膚分節上に痛みを感じます。
  3. 体性痛
    壁側腹膜、腸間膜、横隔膜が刺激されて起こる痛み。これらには脊髄神経が多く分布しているので、非常に敏感で、弱い刺激でも痛みを感じます。Aδ線維によって伝達されるので局在性のはっきした鋭い痛みになります。

神経障害による腹痛

腹腔および骨盤内臓器、腹壁を支配する知覚神経の経路のどこかに器質的・機能的障害があると起こる痛み。肋間神経痛、腹部神経痛、帯状疱疹、多発性神経炎、脊髄腫瘍、視床症候群などが原因になります。

内臓性腹痛の原因

臓器は切ったり、熱したりしても痛みは感じませんが以下の要因で痛みを感じます。

  1. 炎症、化学的刺激
    局所炎症、pHの変化、浸透圧の変化など。また病変による内因性発痛物質のよる化学的刺激、それらの作用による血管収縮やうっ血性変化なども原因になります。
  2. 組織の酸欠
    酸欠による乳酸の蓄積が原因
  3. 内臓平滑筋の伸展または強い収縮
    消化管のような中腔臓器では平筋の強い収縮や異常な拡張によって痛覚受容器が興奮し、痛みが起こります。普通の収縮や弛緩では痛みは起こりませんが、炎症や充血、虚血があると起こります。

急性腹症

腹部の激痛を主訴として、急性の経過をとる疾患の総称で、早期オペもしくは専門医による判断が必要な疾患群の便宜的な診断名です。外見からでは判断が難しい疾患を急性腹症とするため、外傷などは含まれません。

急性虫垂炎、胆嚢炎、急性膵炎、胃・十二指腸・腸管・胆嚢の穿孔や破裂、腸管イレウス、子宮外妊娠、卵管炎など原因は多岐にわたります。

腹痛の起こり方

内臓痛の起こり方

内臓痛はほとんどC線維によって伝えられます。=部位不明瞭

また腹腔および骨盤内臓器は左右からの両側支配を受けているのいで、心窩部、へそ周囲、下腹部などの正中線上に左右対象に痛みを感じます。例外として、腎臓、尿管、卵巣、卵管は片側性に感じます。

中腔臓器が原因の場合、平滑筋の痙攣や蠕動に伴い痛みが出たり消えたりする疝痛(せんつう)が起こります。

内臓痛の特徴は自律神経求心路と関係するため、悪心、嘔吐、発汗、顔面蒼白、血圧低下などの自律神経反射症状を伴うことがあります。

疝痛があれば中腔臓器の痛みって判断して良さそうです。

関連痛の起こり方

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