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下肢の運動連鎖

運動連鎖の画像

今回は下肢の運動連鎖について解説します。

これを理解すれば

インソールが必要・良いと言われる理由

EILやFILが効く・良いと言われる理由

がわかるようになります。

下肢の運動連鎖には大きく上行性下行性の2つがあります。

上行性運動連鎖

連鎖の起点が足部(末梢)にあり、足部の状態に合わせて上へ上へ(中枢)と各部位の状態が変化することを指します。

運動連鎖の画像2

例えば距骨下関節が回外すると、脛骨が外旋します。

脛骨が外旋すると膝は伸展内反し、大腿骨は外旋します。

反対に距骨下関節で回内が起こると脛骨は内旋し、膝関節は屈曲外反していきます。

運動連鎖の画像3

足部の状態をコントロールするころとで膝、股関節、骨盤の状態を変えることができるというわけです。

だからインソールを使うと膝痛や腰痛が改善するんです。

下行性運動連鎖

連鎖の起点が骨盤(中枢)にあり、骨盤の状態に合わせて下へ下へ(末梢)と各部位の状態が変化することを指します。

運動連鎖の画像5
運動連鎖の画像4

骨盤をコントロールすることで股関節、膝関節、足部の状態を変えることができるわけです。

これがEILやFILで膝痛や踵痛が改善するカラクリの1つです。

ちょっと連鎖を考えてみる

正常な連鎖で起こるトラブル

例えばこれ

運動連鎖の画像4

骨盤が後傾ってことは股関節が外旋するので、大腿骨頭が関節窩に収まっている面積が狭くなりますよね。

そうなると

  • 股関節はルーズポジションになるので周囲筋の過緊張
  • 大腿骨頭関節軟骨の単位面積あたりの圧縮力が増すので痛みやOAのリスクが増大する。

などが考えられます。

連鎖の矛盾で起こるトラブル

膝のOAが進行してしまった高齢者では連鎖の矛盾が生じているパターンが多々あります。

O脚の画像
ネットで拾ってきた膝OAの画像

このレベルの膝OAでは外反母趾の併発が高確率で起きています。

外反母趾が起きている足の距骨下関節は回内しています。

運動連鎖の画像3

なので脛骨は内旋して膝関節は屈曲外反…ん?

O脚の画像
ネットで拾ってきた膝OAの画像

そう膝OAでは変形は外反ではなく内反です。

ここで運動連鎖の矛盾が生じてしまいます。

ではなぜ矛盾か生じるのかを考えてみます。

膝OAの人の骨盤ポジションってどうなってることが多いですか?

前傾?後傾?

後傾ですよね。

運動連鎖の画像4

つまり大腿骨は外旋して膝関節は屈曲内反してきます。

なんとなく分かった方がいるかもしれませんが、膝OAないし膝痛は上行性運動連鎖と下行性運動連鎖の挟み撃ちの結果ということです。

骨盤が後傾すると大腿骨が外旋し、距骨下関節が回内すると脛骨が内旋し、捻れが生まれます。

この捻れを膝が受け止めてぶっ壊れるわけです。

こういうパターンでは足部への介入と骨盤(体幹)への介入の両方が必要になってくるように思いますよね。

だからインソールなんです、だからEILなんです。(シンプルに考えれば)

まとめ

下肢の運動連鎖は知っておいて損はないです。

ではありません。

最低限知っておかないといけないレベルの内容です。

ただ知らないだけは何も悪いことではありませんが、知らないと自覚していて放置するのはダメです。

最初は頭の中が混乱するかもしれませんがこの機会にぜひ覚えておきましょう。

ではまたっ。

このサイト内のコンテンツは全て臨床家の学校 集-tsudoi- のスズキタケヒロのコンテンツになります。

参考および引用書籍・サイト

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書籍

サイト

運動連鎖の画像

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