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問診でやりがちな絶対NGな質問

どうもどうもタケヒロです。

今回は問診でやりがちな絶対NGな質問と題して患者さんとの信頼関係を作るためには絶対やってはいけないことを解説します。

 

思いやり、気配り、傾聴これらの言葉にぼくはアレルギーが出ます。

社会人になってから勤務時代、ずーっと「お前には思いやりが足りない」と上司や先輩に注意されてきました。

でも誰1人としてその中身について具体的に説明してくれることはなく「センス」という言葉で片づけられてきました。

もしくは「この時はこう、あの時はこう」と言った具合に場面ごとの方法を言うだけでした。

そんな教わり方じゃ全ての場面における思いやりの形を説明されないとわからないです。

 

ぼくの脳内では思いやり、気配り、傾聴などの言葉の具体的な中身がわからず、それを説明してくれる人も現れず、しまいにはセンスなんて言われちゃ諦めるしかないよって感じでした。

でもある時に気づいたんです。

センスはもって生まれたものだけど、スキルだったら習得してしかも磨きをかけられるのでは?と。

そしては思いやりはセンスではなくスキルとして考えるようになり、その具体的な中身も少しずつわかるようになってきました。

なのでこのブログはぼくと同じ思いやり理解不能人種の方には特に読んでもらえたらなと思います。

問診は信頼関係を作るために

問診はなんのために行いますか?

  • 治療に必要な情報を得るため
  • 患者さんの生活背景を把握するため
  • 病態を推測するため

まぁ全て間違いではないんです。

ただ、これは全て施術者→患者の視点であって患者→施術者の視点が抜けています。

ようは尋問と変わりません。

なんなら誘導尋問と言っても過言ではありません。(理由は読み進めるとわかります)

こちらが得たい情報を得ようと焦り、患者との関係を無視して本題に入っても相手は心を開いて話してはくれません。

関係作りは問診前から始まっている

新規の予約の問い合わせがありました。

やった!新規予約だ!予約日時を確定してあとは来院してもらうだけっと…

多くの方がこうなのかもしれません。(ドキッとした人は落ち着いてだいじょう先生のセミナーアーカイブを見てください。)

そもそも予約するということには何かしらの理由があります。
患者はこちらに対してどんな思いを抱いているのか

これらを考えることによって問診前、いや来院前から関係作りは始まっています。

ここまで考えることが信頼関係の形成への第一歩です。

最初の挨拶と自己紹介は関係作りのファーストステップ

挨拶は相手への尊重を伝えてくれます。

名前を告げ、立場を明確にすることで相手に安心感を与えます。

安心感を与えることは非常に重要なことです。(理由はここに)

また、問診・治療に要するおおよその時間やその目的や目標も合わせて伝えることも安心感を与えることに繋がります。

こうした小さな作業を丁寧に行うことができるかどうかで相手からの信頼感は大きく変わります。

能動的に受動的な問診を

日本語おかしいかもしれませんね。

でもぼくはこれはある意味で真理だと思っています。

問診は患者がこちらの言っていることを理解しているか反応を注意深くモニターしながら行うことが重要です。

しかし、「かすかな反応も見流さないぞ!」と目を光らせていては相手は警戒していしまいます。

また、そのような能動的な観察は先入観に誘導されやすくなります。

人は何かを見ようと意気込んで見ているとき、自分の見たいものしか見ることができなくなります。

そんな状態で質問を続ければそれはもはや誘導です。

これは問診に限らず徒手検査でも同様です。

「あれとこれと、それからあれと…検査したのですが病態が把握できなくて…」というような症例相談

色々検査していて細かいなぁと思うかもしれませんが、その検査内容はおそらく自分が見たい疾患の検査だけです。
フラットな頭で検査をチョイスしなければ正確な検査にはなりません。

問診における観察はリラックスした受動的な観察の方が望ましいでしょう。

「感受性」:外界の刺激・印象を受けいれる能力。物を感じとる能力。

「受」という字は受身姿勢を基本としていることを意味します。

問診における質問

問診における質問は基本的に施術者の関心に基づいた質問になります。

どのように質問を作るか、これはとても重要なことで、その内容次第では患者の自尊心を傷つけたり、患者を責めたり、または見下すメッセージを伝えてしまいます。

「なぜ〇〇しないのか?」のような質問は「当然〇〇すべき」という非難的なメッセージを伝えかねません。

また「その当然のことをしないあなたは私にとって理解できない存在だ」という阻害的なメッセージも伝えてしまうかもしれません。

こうなれば患者は親よりも距離を感じてしまうことでしょう。

他にも

「もっと具体的に」や「もっとわかりやすく」といった要求も、相手に対して今の話し方はダメなんだというメッセージを伝えてしまうことになりがちです。

施術者に話したいという気持ちがへし折られてしまうかもしれません。

「なぜ〇〇しないの?」の代わりに「あなたが〇〇しないのには、あなたなりの理由があるのでしょう。それを一緒に探しましょう。」ぐらいの方が信頼関係は作りやすくなります。

相手の話が自然と具体的になるような質問を投げかけることが重要です。

問診ではジェダイの騎士になれ

施術者が患者を非難する、軽蔑する、疑うなどの態度では信頼関係など作れません。

どんなに患者のことを悪人、嫌いだと感じていても適切に問診を進めるためには信頼関係の構築は絶対に必要なことです。

患者が自分にとって許せないとか、愚かだと感じられる考えを持っていると確信したとしても、患者に自分の考えを話してもらうには患者なりのごもっともな理由があるのだろうという前提に立たなくてはいけません。

Always Be cool like a Jedi. ジェダイのように常に冷静であれ。

患者さんと接するときにはこういった点に注意しておく必要があります。

 

え、ジェダイを知らない?

あの超有名な映画スターウォーズに出てくるジェダイを知らないんですか?

なんで見てないの?ありえないんだけど。←

ではまたっ。

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参考および引用書籍・サイト

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