どうも。スズキタケヒロです。
今回はリポ蛋白質について解説いします。
名前は知ってるけど中身がよぉ分からんて人が多いのでは?
リポ蛋白質
油は水には溶けません。
コレステロールも同様に血液に溶けません。
そこでリポ蛋白質という乗り物に乗せて運ばれるというわけです。
リポ蛋白質とは血中で不溶な脂質を吸収部位・合成部位→使用部位へと運ぶ複合体粒子のこと
血中の脂質の95%はリポ蛋白質に含まれた状態で存在します。
リポ蛋白質は全て肝臓で合成されるので肝臓がパケると脂肪組織に脂質運搬ができなくなるので痩せます。
リポ蛋白質は全部で4種類です。
・カイロミクロン
エネルギー源や材料としての脂質を末梢の組織に運んで、かつ肝臓へのお持ち帰りもしてくれます。
・超低密度リポ蛋白質(VLDL)
中性脂肪(エネルギー源)を筋や脂肪へ運びます。
・低密度リポ蛋白質(LDL)
中性脂肪は少なく(=エネルギー源少ない)、コレステロール(細胞膜の材料)を多く含みます。
血管壁に蓄積すると動脈硬化の原因になることから悪玉なんて言われますね。
コレステロールを多く含むので細胞膜の損傷があれば自然と集まってきます。
・高密度リポ蛋白質(HDL)
蛋白質の割合が多く全身の細胞で余ったコレステロールを肝臓に運びます。
いわゆる善玉ってやつですね。
どうでしょうか、こうしてまとめてみると難しい内容ではないと思います。
ということで今回はここまで!
ではまたっ。
参考および引用書籍・サイト
集-tsudoi-のブログでは以下のリストを参考もしくは引用しています。
書籍
- ガイトン生理学 原著第13版
- 筋骨格系のキネシオロジー 原著第3版
- グレイ解剖学 原著第4版
- プロメテウス解剖学 コア アトラス 第4版
- カラー図解 人体の正常構造と機能
- カンデル神経科学
- カパンジー機能解剖学
- 頭蓋仙骨治療
- アナトミー・トレイン
- チャップマンとグッドハートによる神経リンパ反射療法
- オステオパシーの内臓マニピュレーション
- The Mulligan Concept of Manual Therapy: Textbook of Techniques
- 臨床家のための基礎からわかる病態生理学
- マッケンジーエクササイズ頚椎・胸椎―構造的診断と治療法
- 腰椎―マッケンジーエクササイズ
- 「ポリヴェーガル理論」を読む
- からだのためのポリヴェーガル理論: 迷走神経から不安・うつ・トラウマ・自閉症を癒すセルフ・エクササイズ